カーオーディオDIYインストール、アンプボード自作

[はじめに]

時は遡り2002年、もう18年前ですね。
リアのラゲッジルームにアンプボード作って設置してました。
びろーんと長いのが特徴のZAPCOのアンプを2台とキャパシタをインストールするために、
オリジナルのボードをtoshiにこさえてもらいましたよ。

toshiは「昔と変わらないなぁ」ってよく思うけど、
こうやってあらためて古い写真見たら、やっぱ若かったねぇ(笑)


その素敵に作ってもらってインストールしていたアンプボードも、


今はこの有様…。
18年経つもんな。
その間にアンプも替えたし、木のボードは反るし、サーキットは走りまくるし、
そりゃ見栄えも悪くボロボロにもなるよね。

[アンプボード図面]

というわけで、アンプボードを今回は自作にて作り直すことにしました。
とは言っても何かすごいものを作るわけじゃなく(作れるわけもなく)、アンプがきちんときれいに固定されてるだけのものですけどね。


納めるのは、SOUNDSTREAMのアンプ2台とPhoenixGoldのキャパシタ。
現物を採寸して、簡単に図面も描いてみました。


重視したのは
●メンテナンス性
アンプや配線へのトラブル対応のしやすさの他、
このボード自体も改良などをしていきやすくしておかないと、ものぐさな私はすぐ放置するため。
●ミニマム
機器に無理がかからない範囲で、できるだけコンパクトにまとめないと、材料代もかかるし。
●シンプル
だからすごいものは作れないんだってば。

という極めてネガティブな発想からコンセプトを決めました(笑)

今回作るアンプボードは、機器を取り付ける「マウント用ボード」と、そのボードの下に敷く「ロアボード」の、大まかに2つのパーツから成ります。
「マウント用ボード」は、リアシートの背もたれと平行に設置し、そこにアンプをマウントします。その後ろにリアのタワーバーがあるので、固定はタワーバーに。
そのアンプボードの下に、「ロアボード」も設置します。汚い配線隠すためゴミ箱のふたとしての役割(笑)の他、アンプボードの下部分を支えます。


材料はすべてホームセンターで揃うものばかりです。
ボードのベースにしたのはご存知「MDF材」。カーオーディオではDIYの主役級すね。安いし加工しやすい。
他にはカーペット、スプレー糊、ゴム板、小さなアングル、プラスチック製アングル、樹脂製サドルバンド(って言うらしい)、ネジ類といったところかな。

[マウント用ボード製作]


マウント用ボードは、12mm厚のMDF材を750×330mmに切っただけ。それをつや消し黒で塗りました。
塗ったのは耐久性を上げるため。湿気から守り、反りや腐れから少しでも防げたらいいなぁ、と。


そのマウント用ボードとスプレー糊、お値下げ品のカーペットを持参してタイヤ館すえひろへ。
何をするかっちゅーと、


toshiに、ボードにカーペットを貼ってもらうためです。


やっぱやり慣れてるからねー、スキルが違う!手際いいし早いしきれい。


スプレー糊で貼り、さらに隅をタッカーでバチバチ留めます。
これでマウント用ボードはひとまず完了。

[ロアボード製作]


ロアボードはちょっと面倒。
リアホイールハウスに合わせてカットするため、まずは段ボールで型紙づくり。


からのカット。9mm厚のMDF材です。
実は電動ジグソー、買っちゃったんですよ。HIKOKIのやつ。


うん。切ってて楽しい(笑)
出来上がりも初めてにしてはまあまあ、ってことにしときます。


現物合わせで微調整。


これも黒く塗ります。そして


再びtoshiの出番。


カーペットをバチバチ。


さすが。完璧。


ここからはまたウチでの作業。
特に固定はしないので、滑り止め用の1mm厚ゴム板をカットし要所要所にボンドで貼り付け。
それと、マウント用ボードのストッパー用アングルも装着。


ひとまず出来上がり。これが底面、


こちらが上面。


ほいでこれも、現物合わせ。
カーペットとゴム板のカットする部分を確認。


カーペットのフロント寄り中央部分と、ゴム板のホイールハウスに当たる部分を整えて、これにて完成。

[車内に組み上げ]


組み立てていきます。
まずロアボードを敷いてみると、ん!しっくり。


次にマウント用ボード。こちらは前述の通り、タワーバーに固定します。
で、これがその固定用のパーツ。「樹脂製サドルバンド」っていうものらしいです。
ホームセンターの水道用の配管コーナーなどにあります。1個140円くらい。

タワーバーの経が40φなので、内径42.7φってのを買ってきました。


ガバッとは開かないので、そのままでは取り付けできません(タワーバー外して穴に通せばつけれるけど)
ので、少しカットしてつけやすくしました。


これにもまた1mm厚のゴム板を細く切って挟めこんで、


タワーバーに噛ませて、タッピングビスでマウント用ボードを固定。


けっこうがっしり付きましたよ。

[アンプの移設]

工程としてはこれで最後。アンプとキャパシタの移設です。
まあこれも面倒なことは何もありませんが。


古いボードからアンプとキャパシタ外して、ボードも外しました。
よく見たらけっこうサビてるな…
あ、ちなみにスペアタイヤなんぞ積んでおりません。


アンプを新しいボード側に取り回し、配線も引き込み用の穴から通して出します。


キャパシタも同様に。


ほいで、アンプはマウント用ボードにタッピングビスで固定、キャパシタはボードに穴を開けタイラップを通して固定。


ん。自己満。
配線は普段まったく見えなくなっちゃうんだけどね、でも少しはどうにかまとめるように考えよう。うん。


仕上げ。上面からタッカーの針の背が見えちゃうので、


黒いプラスチック製のアングルで隠します。これも1200mmくらいで200円くらい。


ボードに合わせてカットして、両面テープで装着。できましたー。
配線ぜんぜん見えなくなる。


後ろの方からはアンプすら見えないのですよ。
今回はそんなに派手にするつもりはぜんぜんなくて、あくまでもきれいにしっかり慎ましく仕上がるのが目標だったので。


外からはこんな感じに見えます。

アンプを外したラゲッジルームは、きったないボロクソのまま。そっちもきれいに整える予定で、次はその計画を進めます。

カーオーディオの方も、実は

ついうっかり買っちゃったものがあるので、まだ続くのです…