96スペックに98スペックのブレーキキャリパーを流用するには(追記あり)


「ブレーキパッド・ローター交換。プラグも交換。」からの続き。

私的には、もう20年も前の出来事なんですよww
愛車の96スペックに、98スペックのブレーキキャリパー流用したのって。
「流用してるよー」とは今までも書いてきたけど、
その内容には踏み込んでなかったです。なんか今さらだったので。

でもね、ここ2年くらいで
98キャリパー流用に関して5本、質問もらいました。
まだ需要あるんだーと思ったので、書いておきます。

[用意するもの]
1:98スペックのブレーキキャリパー前後
や、当たり前だけど一応ねww
前後手に入らなければ、フロントだけでも充分だと思います。
逆にリアだけってのは特殊な事情がない限りやめた方がいいかな。

ホントはハブごと移植できたらいいよね。大変だしお金もかかるけど。
今は4H114.3のアルミって、マジ探すの大変。




2:ブレーキローター プレリュード(BB1/4)用前後
ハブは替えないので、4H・PCD114.3のまま98キャリパーに使えるもの、
ってことで定番BB4ローターです。


3:ブレーキパッド 98スペック用前後
これは好きな社外品選ぶといいですよ。
あ、もちろん純正でもいいですけどね。

あとは
4:5mm程度のスペーサー2個(リア用)
5:5mm程度標準より長いシリンダーボディ留めのネジ(リア用)

↑この4と5は後述します。


以上の5つと弄る勇気が揃ったら作業にかかります。
フロントは、
98キャリパーにBB4ローターがあればボルトオン。
苦せずしてそのままポン付けです。
[追記]
toshiから訂正喰らいました。
「そのままだとバックプレートが干渉するから切るなり外すなりしないとダメなんよね!」
そうすね。私のフロントブレーキも見ての通りバックプレート外しています。


リアは、キャリパーとローターの
位置関係の補正が必要になります。


というわけで前述の4と5の登場。
マウンティングブラケットを取り付ける部分、
ここに5mm程度(正確には現物合わせてください!)のスペーサーを挟みます。
写真の赤丸の部分ですね。

で、固定するネジも、スペーサーの厚みの分だけ長いサイズのものと交換します。


これでブラケットがバッチリいい位置で固定されます。



シリンダーボディかぶせて完成。
私はこれで幾度となく十勝スピードウエイ走ってきたし、
走行会のベストタイムを刻んだこともあったし、
サーキット内でのトラブルもなかったですよ。

[メリット]
メリットはもう計り知れないです。
耐フェード、効き、タッチ、コントロールすべてが向上。
最初からコレで売れや!って思ったもんww

[デメリット]
個人的には1コだけ。
96スペック純正15インチアルミホイール、履けなくなります。
キャリパーにわずかに当たってしまいます。
5mm程度のスペーサーで逃げられるかな?

走りの方に重点置いてるDC2/DB8乗りの方、
興味と予算があったら、オススメです。
てか、98キャリパーが手に入らんか…(哀)