エンジン2基目に換装+オーバーホール&チューンと、そのサーキットインプレッション。

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こちらの記事-DC2とDB8、2基のエンジンブロー-の通り、
13万km時に管理人のDC2はエンジンブローとなってしまいました。

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〈選択肢〉

その後の選択肢として有力なひとつは、
「Spoon製エンジンの購入」でした。
ただ、これって下取りシステムなんですよね。
こちらから送ったエンジン再調整してまたSpoon製エンジンとして
販売するのだろうから、
こんなにぽんこつなの送ってもきっとダメだろうな・・ということで却下。

中古エンジンを探すことにしました。
ディーラーの敏腕メカニックK氏にすべてお任せしたのですが、
これがまた長かった・・。
「程度が良い割りに安い」ってのを探して2ヶ月、
やっと納得の中古B18C-Rエンジンを見つけました。
(程度のいいのが40〜45万円のこの頃、35万円でした)
すぐに作業にかかってもらいました。

〈中古エンジンオーバーホール〉

1週間後、
ディーラーに見に行くと、
ヘッドはすでにばらされて、OH中。
ロッカーアームを磨いているトコでした。
左が磨く前、右が磨いた後のピカピカロッカーアーム。
これがどれほど体感できるのかはわかりませんが、
ピカピカなのは気持ちがいい~。

〈チューニング内容〉

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あれから1ヵ月。
まだチェーンブロックに吊されていますが、
あとは車体に積むだけ~。

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戻ってきたのが結局ブローから3か月。
まるごと交換した中古エンジンは、
ヘッドのO/H、ヘッドやシリンダー、ポートなどの研磨、
ピストン+コンロッドのバランス取りをしています。

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また、
バルブスプリングとガスケットは無限製に、
スロットルボディをSpoon製にしました。

〈シェイクダウン〉

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さて、ブローから1年、載せ替え後初のサーキット走行会。
今回、ポイントは2つ。

1:シェイクダウン。
中古エンジンに換装後初の走行会なので、
本人のリハビリ含め(笑)シェイクダウンです。

2:オイルクーラーレス。
「DC2は油温が上がりやすい」と言われています。
だからといって冷やすために
「オイルクーラー装着は良くない」とも言われています。
油圧低下でVTECが切り替わらない事例があるとの噂。
「ホントかぁ?!」と疑ってたので、
DC2購入後即オイルクーラーつけてました。
何の問題もありません。

ただ今回エンジン換装してくれた信頼あるKメカニックから
「オイルクーラーはずせ!大丈夫だから!」
と言われたので、オイルクーラーをはずして走ってみることにしました。

結果、すべて問題なし。タイムも上々。
それどころか
スロットルのツキがいいわ、滑らかに回るわ、
トップスピードは伸びるわでモチベーションがんがん上昇!
レスポンシブでとても扱いやすくもなっていました。

油温・油圧に関しても、まったく問題なく、
当日、かなりの気温(26~28度)だったのですが、
パワーダウンの気配が微塵も感じませんでした。
Kメカニックからは
「俺のエンジンは絶対壊れん!なんぼ回してもいいからな!」
と頼もしい言葉言われていたものの、
実際ホントにドコまで回していいの?
とあらためて訪ねると
「10000rpmは大丈夫!」と言われました。
実際、グングン回るんですよー。

でもね、9600rpm越えた辺りからバルブサージングが・・。
んー強化スプリングいれてもこの辺りが限界ですね。
軽量バルブでも組まないと。

それに気づいてからは9500rpmをリミットに回しています。
てかもうそこまで回るだけでもスゴイですよね。
痛快痛快(^。^)

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2基目のエンジンにしてから現在まで8年/7万km乗っていますが、
そのパフォーマンスはぜんぜん衰えていません。